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転職活動コラム

40代障がい者が転職する際のカギは、実績・経験と柔軟性のバランス

2025.08.27
障がい者業界のコト、自分のコト、転職ノウハウ

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40代の障がい者にとっては、たとえ転職を考えていたとしても「年齢的に難しいのではないか」「自分の経験が通用するだろうか」といった不安を抱えてしまいやすいといえます。

確かに、若い世代とは異なる転職活動になるかもしれません。一方で、40代だからこそ持つ豊富な実績や経験は大きな強みとなります。実績と柔軟性、この二つのバランスを理解することが、納得のいく転職への第一歩です。

この記事では、40代障がい者の転職について、理想の転職を成功させるための具体的な方法や成功例を解説します。

 

40歳の障がい者雇用者数は少なくない

厚生労働省が発表した『令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書』によると、発達障がい者を除く40代の身体障がい者・精神障がい者の雇用者数は、30代と比べて大きな差はありません。

 

 

厚生労働省『令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書』のデータより作成


特に40代後半以降の身体障がい者数の割合は、40代前半の割合より高くなっています。このデータは、40代の障がい者に対する企業の求人ニーズが存在することを示しており、経験豊富な障がい者への期待が高まっていることが読み取れます。


また、2026年7月には障がい者の法定雇用率が2.5%から2.7%に引き上げられ、対象となる企業も従業員40人以上から37.5人以上に拡大されます。この法改正は、企業がより多くの障がい者を雇用するきっかけとなります。

 

出典:厚生労働省『令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書』『障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化について

 

40代障がい者の転職が難しいとされる理由

40代で障がいをお持ちの方が転職市場で苦戦する背景には、年齢と障がいという二重の要因による企業側の懸念が存在します。

40代障がい者に対する企業側の懸念

  • 新しい環境や業務への適応が懸念される
  • 上司が年下となる可能性があり、扱いが難しい
  • 体力や健康について不安に思われる
  • 定年までが長くない など


40代という年齢から、新しい環境や業務への適応について、若い世代に比べて時間がかかる可能性が懸念されます。また、組織構成の変化により上司が年下となる可能性があるため、人間関係の構築が困難と判断されるケースも考えられます。


さらに、体力面や健康面での不安も、企業が採用をためらう一因です。特に長期的な勤務を前提とした場合、業務への影響を考慮する採用担当者も少なくありません。定年までの期間が短いため、投資した研修費用や教育コストに見合う活躍を期待できるのかという点も検討されます。


このような理由から、障がい者雇用枠においてもより若い世代や即戦力となりやすい経験者が優先され、40代の候補者に枠が回ってきにくくなる状況が生じています。

 

40代の障がい者が転職活動時に気を付けること

40代で転職活動を行う際には、戦略的なアプローチが重要です。以下の重要なポイントを押さえることで、転職活動の成功率を向上させられます。

自分の障がいに関する理解を高める

転職活動においては、自身の障がいについて深く理解することが大切です。どのような時に体調を崩しやすいか、どのような環境であれば最大のパフォーマンスを発揮できるかなどを具体的に整理します。

整理した内容に基づいて、企業にどのような配慮を求めるか、分かりやすく明確に伝えられるように準備することも重要です。これにより、企業側も安心して受け入れやすくなり、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。

今の仕事と並行して転職活動を始める

転職活動は、現在の仕事を継続しながら進めることが有効です。

40代の転職は十分に可能ですが、希望する条件に合致する求人に出会えない可能性も考慮する必要があります。現在の仕事を続けつつ転職活動を行うことで、生活を安定させながら落ち着いて仕事を探せます。

生活の困窮への焦りからミスマッチな職場を選んで早期離職してしまう事態を避けるためにも、計画的に進めることが重要です。

余裕があれば資格やスキルを身につける

転職活動と並行して、余裕があれば新たな資格取得やスキル向上に取り組むことで、より多くの求人に対応できるようになります。


特に40代の転職者は即戦力として期待されるため、専門性を証明する資格やスキルは大きなアドバンテージにつながる要素です。


就労移行支援事業所や転職エージェントを利用すれば、専門的な職業訓練やスキルアップのサポートを受けられます。これまでの経験に加えて新しい武器を持つことで、自身の市場価値を高められます。

向いていない仕事は避ける

転職活動において、自分に向いていない仕事は避けるようにします。長い就労経験を持つ40代だからこそ、自分が苦手とする業務や適性のない職種を理解できているはずです。


転職活動に焦りを感じて、本来の希望とは違う職種や苦手な業務が多い仕事を選んでしまうと、早期離職のリスクが高まります。一度でも早期離職を経験してしまうと、その後の転職活動に不利に働く可能性もあります。


自分の強みや得意なことを活かせる職場を見つけ、長期的に活躍できる場所を選ぶことが重要です。

 

40代の障がい者が転職で失敗しないコツ

転職活動を成功に導くためには、40代という年齢と豊富な経験を最大限に活用する戦略が必要です。これまでの経験とこれからの可能性をバランス良く見せることが成功のカギとなります。

就労経験が生きる仕事を探す

転職活動では、これまでの職歴で身につけたスキルや知識を活かせる職種や業界を中心に求人を探すことが成功への近道です。


40代にとっては、これまで培ってきた豊富な就労経験が最大の強みとなります。特に一つの職場で一定期間働いた経験は、継続性や責任感を証明する重要なアピールポイントです。


完全に未経験の分野に挑戦するよりも、これまでの経験を土台として新しい環境で活躍できる職場を選ぶことで、入職後の定着率も向上します。

新しい業務に挑戦する意欲や柔軟性をアピールする

40代の転職者に対して企業が抱きがちな「決まった仕事しかできないのではないか」「新しいことには挑戦したがらないのではないか」という疑念を解消するために、新しい業務への挑戦意欲と柔軟性を積極的にアピールすることが重要です。


これまでの経験を基盤としながらも、新しい技術や手法を学ぶ姿勢があることを示す必要があります。過去に新しい業務を覚えた経験や、変化に対応した事例を具体的に話すことで説得力を高められます。

謙虚な姿勢を示す

転職活動においては実績を自慢するのではなく、それをどう新しい職場で活かすかを謙虚に伝えることが欠かせません。


40代になると、これまでのキャリアで一定の実績を積んでいる方も多く、その経験は確実に価値のあるものです。一方で、その実績をただ自慢するだけでは、かえってマイナス評価につながることがあります。


面接では、これまでの実績をいかに新しい職場で活かしていくか、どのように貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。

 

40代の転職に成功したケースを紹介

40代という年齢や障がいがあっても、希望に合った転職を成功させている方は数多くいます。ここでは、実際に転職を成功させた方々の事例を紹介します。

G.T(44歳 女性)さんのケース

聴覚障がいを持つG.Tさんは、約19年間勤めた人材派遣会社から化粧品メーカーへの転職に成功しました。


転職活動では、転職エージェントの勧めでこれまでの労務経験を活かすことを重視し、転職活動開始から約2か月で内定を獲得しています。


前職では聴覚障がいによる情報共有の課題がありましたが、現在は前職の専門スキルを活かしながら、コミュニケーション面での配慮がある働きやすい環境で活躍中です。

W.A(44歳 男性)さんのケース

下肢障がいを持つW.Aさんは、倉庫業務が身体に負担となったことから転職を決意しました。


転職エージェントのアドバイスを受けながら転職活動に臨み、週2〜3日の在宅勤務が可能な日用品メーカーへの転職に成功しています。業務中の移動が減り、通勤時間も短縮できたことで障がいに伴う不安が解消されました。

入社後はマイクロソフトのオフィススペシャリスト(MOS)の資格を取得するなど、積極的にスキルアップを図り、新しい職場でやりがいを持って働いています。

この体験談はこちら

S.H(46歳 男性)さんのケース

上下肢障がいを持つS.Hさんは、契約社員としての待遇に不安を覚えたことから、正社員への転職を志しました。

転職活動においては、よりよい転職活動にするために複数のエージェントに登録し、専門家の支援を受けています。

現在では意欲や主体性を重視する風土の学校法人への転職に成功し、高校の職員としてやりがいのある業務に就いています。

この体験談はこちら

U.S(45歳 女性)さんのケース

U.Sさんは、正社員として働くことを目指し、約7年勤めた会社からの転職を決意しました。

自身で情報収集するのは限界があると考え、転職活動のスタートと同時に障がい者専門の転職エージェントを利用しています。

転職活動の結果、健常者と障がい者を同じ待遇で雇用している大手非鉄金属メーカーの子会社に転職に成功しました。これまでの経験を活かし、業務改善の提案を行うなど、主体的に活躍されています。

この体験談はこちら

 

転職に譲れない条件があるならキャリア・アドバイザーを!

40代からの転職は決して簡単ではないからこそ、安易な妥協は避けたいといえます。年齢と障がいという条件を抱えるなかで理想に近い転職を実現するためには、専門的なサポートを受けることが重要です。


障がい者転職に特化したエージェント・サーナでは、障がい者雇用に関する専門知識を持つキャリアアドバイザーが、一人ひとりの状況に応じた個別サポートを提供しています。これにより、転職活動を安心して進められるようになります。

 

まとめ

この記事では、40代の障がい者雇用について、現状や難しいとされる理由、気をつけること、失敗しないコツ、成功例を解説しました。


40代で障がいをお持ちの方にとって転職は挑戦的な道のりですが、適切な準備と戦略があれば成功への道筋が見えてきます。年齢や障がいを理由に諦めるのではなく、これまでの経験を強みとして活かすことが成功への第一歩です。


また、一人で抱え込まずに専門家のサポートを受けることも成功への重要な要素となります。


障がい者雇用に特化した転職エージェント「
エージェント・サーナでは、一人ひとりに合わせた最適な求人探しや企業との橋渡しをサポートいたします。40代で転職を考えている方はぜひご相談ください。

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