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転職活動コラム

障がい者雇用の志望動機を書く前に「コレ」をしておこう!書き方や例文まで紹介

2020.04.24
転職ノウハウ

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障がい者雇用での転職活動において、志望動機の作成は多くの方が悩むポイントです。

障がいがあることで配慮が必要な点を伝えながら、企業に自分の価値をアピールするのは簡単ではありません。

この記事では、魅力的な志望動機を書くための事前準備から具体的な書き方まで詳しく解説します。

 

【大前提】障がい者にとって志望動機を書くのは大変

障がいがある方にとって、志望動機の作成は困難な作業です。単にスキルをアピールするだけでなく、障がいによる配慮の必要性を適切に伝える必要があるためです。

また、障がいと仕事の適性を両立させる視点が求められることも、志望動機の作成を難しくしている要因といます。さらに、障がいによるキャリアの中断や経験不足が、志望動機を明確に言語化することの障壁となるケースもあります。

 

障がい者雇用の志望動機は4つのポイントを意識しよう

採用担当者の心に響く志望動機を作成するには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。自身と応募企業が互いにマッチしていると印象づけ、採用担当者が納得できるような説得力のある内容にする必要があります。

なぜその会社を選んだか

応募する企業をなぜ選んだのか、具体的な理由を述べます。この際、単なる憧れではなく、客観的な事実に基づいた内容にする必要があります。

「得意なことで活躍できそう」「企業の社会貢献への姿勢に共感した」など、企業理念や事業内容と関連する具体的なエピソードを盛り込むことがポイントです。

企業研究を通じて得た情報をもとに、他社との違いや魅力を明確に伝えることで、採用担当者に強い印象を与えられます。

会社でどんなことがしたいか・できるか

志望動機では、これまでの経験やスキルをもとに、企業でどのような貢献ができるかを具体的に示すことが重要です。企業が取り組むプロジェクトへの参加や、新規事業への貢献など、自分の能力を活かせる場面を明確にします。

また、保有する資格を活かした業務や、興味のある専門分野での活躍など、将来のビジョンも含めて伝えることで説得力が増します。企業のニーズと自分の強みがどのように合致するかを整理して表現することが大切です。

安定して就業できること・障がいの状況を正しく伝える

障がい者雇用においては、障がいの状況を正しく伝え、業務に支障をきたさずに安定して就業できることを示す必要があります。

この際、障がいによって困難な作業や業務がある場合には、正直に伝えることが重要です。隠して入社後に判明すると、企業に迷惑や負担をかけてしまいます。

どのような業務であれば安定して遂行できるかを明確にすることで、採用担当者の不安を解消できます。

求人票にある募集背景を想像する

企業が人材を募集している理由を深く考えることで、より的確な志望動機を作成できます。

なぜ採用を行いたいのか、どのような課題を抱えているのかを推測し、自分がその解決に貢献できることをアピールします。求める人材像を想定したうえで、自身がそれに該当すると示すことが重要です。

「経営理念に惹かれました」のような表面的な内容ではなく、具体的で深みのある志望動機を心がけることで、採用担当者に響く内容になります。

 

障がい者雇用の志望動機を書く前の「コレ」とは

魅力的な志望動機を作成するためには、事前の準備が欠かせません。準備を怠ると、中身のない内容になってしまう可能性があります。

以下の4つの準備をしっかりと行うことで、説得力のある志望動機を書きやすくなります。

自己分析

自己分析によって自分自身を深く知ることは、志望動機の土台となります。自己分析の際は、以下の3つの要素を整理することがポイントです。

 

自己分析で整理する要素

要素 概要
1.やりたいこと 仕事に対する希望や興味を整理する
2.できること 自分の適性や能力を客観視する
3.価値観 働く上で大切にしたい考え方や信念を明確にする


これら3つの要素を整理することで、自分に合った企業や職種を見つけやすくなり、一貫性のある志望動機を作成できるようになります。

業界の情報収集

志望動機を書く前の準備として、さまざまな業界について幅広く情報を収集することが大切です。各業界の特徴や将来性、働く環境などの調査を通じて、自分の価値観や目標に合う業界を発見できます。

障がい者雇用の観点からどの業界が配慮に積極的か、どのような働き方が可能かなどの情報も合わせて収集することがポイントです。

職種の情報収集

業界だけでなく、職種についても情報収集が必要です。興味のある仕事や過去に経験した仕事、自分に適していると感じる仕事について詳しく調べます。

この際、各職種の特徴やメリット・デメリットを理解することが重要です。業務内容だけでなく、求められるスキルや経験、キャリアパスなども含めて情報を収集する必要があります。

障がいをお持ちの方の場合、その職種でどのような配慮が一般的に行われているかも調べておくことが有効です。これにより、自分の能力と職種の要求とのマッチング度を客観的に判断できるようになります。

応募する企業の研究

志望動機の作成に向けた準備の最終段階として、志望する企業を徹底的に調べる必要があります。

企業の事業内容や経営方針、社会的な取り組みなどを調べ、自分にとって魅力的だと感じる部分を明確にします。障がい者雇用への取り組み姿勢や実績についても確認が欠かせません。

また、希望する職種がその企業内でどのような立ち位置にあるかを把握することも重要です。

その企業について深く知ることで、志望動機が明確になるだけでなく、ミスマッチの防止にもつながります。

 

 

障がい者雇用の志望動機の内容

これまでの準備を踏まえ、実際の志望動機に盛り込む内容を整理します。

採用担当者に響く志望動機にするためには、志望の理由に加えて自身の経験・実績・スキルなどを含めることが重要です。これらを具体的に表現することで、説得力のある内容となります。

志望理由

企業研究を通じて得た情報をもとに、その企業を選んだ明確な理由を記載します。

他の企業よりも自分に適していると感じた具体的なポイントを示すことが重要です。事実やエピソードを交えた内容にすることで、説得力が増します。

この際、単なる印象論ではなく、企業の特徴や取り組みと自分の価値観や目標との合致点を明確に表現する必要があります。

また、その企業でなければならない理由を論理的に説明できるように準備しておくことも欠かせません。

これまでの経験・実績

志望動機において、過去の仕事での成果や現在取り組んでいる活動の実績、資格取得への取り組みなどについて、具体的に記載することが欠かせません。

障がいがあるなかでも着実に実績を積んできたことを伝えることで、採用担当者からの信頼につながります。また、数値で表せる成果があれば積極的に盛り込むことで、より客観的な評価としてアピールできます。

経験が浅い場合でも、学習への取り組みや成長意欲を示すエピソードを用意することが重要です。

スキル

自分の得意分野や、過去の実績につながった能力を明確に示します。応募する企業で役立つスキルを中心にアピールすることが大切です。

技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力なども含めて整理しておく必要があります。障がいがあることで培われた特別な視点や配慮も、場合によってはアピールポイントになります。

企業が求める人材像と照らし合わせながら、特に親和性のあるスキルを選んで記載することが成功のカギです。

 

障がい者雇用でNGな志望動機とは

せっかく時間をかけて志望動機を考えても、内容によっては採用担当者に悪い印象を与えてしまうことがあります。ここでは、志望動機として避けるべき内容を解説します。

現職(前職)の不満・悪口を書く

現在の職場や前職に対する不満や悪口は、志望動機に書かないようにすることが重要です。不満・悪口を書くと、同様の不満を抱いた場合にまた辞めてしまう可能性を懸念されてしまいます。

ネガティブな理由よりも、次に自分がやりたいことや実現したい目標にフォーカスした志望動機の方が魅力的に映ります。転職理由を説明する際も、前向きな表現を心がけることが欠かせません。

問題解決への意欲や成長への願望など、ポジティブな動機を前面に出すことが成功につながります。

障がいにおける配慮だけを求める

障がい者雇用において必要な配慮を伝えることは重要ですが、それだけが志望動機の中心になってしまうことは避けた方がよいといえます。

配慮だけを求めると、環境さえ整っていればどこの会社でもよいのかと思われてしまうおそれがあります。配慮に関する内容は必要最小限に留め、自分が企業にどのような価値を提供できるかを中心に据えることが重要です。

障がいがあっても十分に貢献できることを具体的に示し、企業にとってのメリットを明確に伝えることで、より説得力のある志望動機になります。

経営理念やビジョンを志望動機にする

企業の経営理念やビジョンに共感することは間違いではありませんが、それだけでは具体性に欠ける印象になる場合があります。

また、具体的にどの「ワード」や「考え方」に共感したのか、これまでの業務経験とどうリンクするのかなど、深掘りされた際に答えるのが困難になりやすいと考えられます。

理念への共感を伝える場合は、自分の価値観や経験と関連付けて説明することが必要です。表面的な理解ではなく、深い共感と具体的な行動への意欲を示すことが重要となります。

 

障がい者雇用の志望動機の例文

これまで解説してきたポイントを踏まえ、志望動機の具体的な例文を紹介します。それぞれ異なるケースを想定しているため、状況に合わせて参考にしてください。

なお、実際の志望動機作成時には、自分の経験や企業研究の結果に基づいて内容をカスタマイズする必要があります。

未経験の場合

私は貴社のデジタルマーケティング事業に強い関心を持ち、志望いたします。

現在、独学でWebマーケティングを学んでおり、Google アナリティクス個人認定資格とGoogle 広告認定資格を取得しております。聴覚障がいがありますが、SEOや広告の運用や流入分析、改善施策などの業務には支障がなく、むしろ集中して取り組める環境として捉えています。

貴社が展開するサービスの成長性に魅力を感じており、習得した知識を活かして新しい施策の提案や効果測定業務で貢献したいと考えております。

会議では筆談やチャットツールでのコミュニケーションをお願いすることがありますが、それ以外の業務は問題なく遂行できます。

未経験からのスタートですが、持続的な学習意欲と分析力で貴社の事業発展に寄与したいと思います。

事務職の場合

私は、貴社の総務事務職を志望いたします。

前職では製造業の経理事務として3年間勤務し、月次決算業務や請求書作成、データ入力業務を担当してまいりました。Excel関数やマクロを活用した業務効率化にも取り組み、処理時間を30%短縮した実績があります。視覚障がい(弱視)がありますが、画面拡大ソフトと音声読み上げソフトを使用することで、通常の事務作業は支障なく遂行できます。

貴社が推進されている働きやすい職場環境づくりへの取り組みに深く共感し、自分の経験を活かして組織運営をサポートしたいと考えております。特に、社内システムの効率的な活用や書類管理の最適化などについて、これまでの経験を生かした業務改善提案ができると考えています。

細かい作業への集中力と正確性を強みとして、貴社の事業基盤を支える役割を担いたいと思います。

配慮してほしいことを記載する場合

私は、貴社の経理事務職を志望いたします。

私は生まれつき右手に機能障害があり、細かい作業や重いものを持つ際には左手を中心とした工夫が必要です。しかし、パソコンでの事務作業においては、ショートカットキーやマウスの設定を調整することで、健常者と同等の作業効率を実現できます。

前職では経理業務を3年間担当し、月次決算処理を正確かつ迅速に完了させてきた実績があります。必要に応じて音声入力ソフトの活用や、マウスパッドの変更などの軽微な環境調整をお願いする場合もございますが、業務の品質や効率に影響を与えることなく職務を遂行する自信があります。

貴社の経理部門において、私の数字に対する正確性と責任感を活かし、会社の財務管理に貢献したいと考えております。

 

志望動機の書き方に迷ったら「転職エージェント」に相談を

相手を納得させるための志望動機を考えるには時間と労力がかかります。「どのように書けばいいか分からない」「これでいいのか不安」などと悩みを抱える方もいるのではないでしょうか。

そうしたときに客観的なアドバイスを提供してくれるのが、転職エージェントです。転職エージェントは企業の採用担当者と密に連絡を取っているため、どのような経験やスキルを持つ人材が必要なのかを把握しています。

そのため、書類選考や面接の突破率が高くなる傾向があり、スムーズに転職活動を進めることが可能です。また、第三者としてキャリアに関する相談にも乗ってもらえることから、自分では気づかない強みの発見も期待できます。

 

まとめ

障がい者雇用における志望動機の作成は決して簡単ではありませんが、準備と書き方のポイントを押さえることで、採用担当者に響きやすくなります。自己分析と企業研究をしっかりと行い、自分の強みと企業のニーズをマッチさせることが重要です。

加えて、障がいの影響について誠実に伝えながらも、自分が企業に提供できる価値を明確に示すことで、説得力のある志望動機となります。

志望動機の書き方に迷った際は、障がい者雇用専門の転職エージェント「エージェント・サーナ」にご相談ください。専門のキャリア・アドバイザーが、志望動機の作成をはじめとする転職活動の準備をサポートいたします。

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