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関西エリアで働くポイントまとめ
転職はもちろん、働くことにおいて、職種や勤務地、雇用形態、給与、福利厚生などポイントになる要素がいくつかあると思います。人によってこれらの要素の重要度は異なりますが、それぞれに優先順位を設け、自身の「軸」を明確にしているのはないでしょうか。
こうした要素の中でも、「勤務地」は働く上で確認が必要なポイントでしょう。現在では、在宅勤務やテレワークなどの広がりもあり、働き方が多様になってきていますが、会社へ出社する場合、通勤時間や方法、交通費などを考慮する必要があります。そのため、通勤のしやすさは、そのまま働きやすさに影響を与えるといえるかもしれません。このことからも、働くにあたり勤務地は一つの重要な要素といえそうです。
ここでは勤務地として、関西エリア、特に大阪で働くことについて考えていきます。大阪における転職市場状況や土地柄の特徴などをきちんと理解することで、転職活動の幅も広がるでしょう。
求人数
まず、大阪での求人数をみてみましょう。求人数が多ければ必然的に、転職先の可能性が広がり仕事を探しやすくなります。大阪労働局が発表している「統計情報」によると、2020年5月時点の有効求人数は15万817で、有効求人倍率は1.12でした。求人の内容は主に、管理的、専門・技術的、事務的、販売、サービス、保安、農林漁業、生産工程、輸送・機械運転、建設・採掘、運搬・清掃などがあります。なお、有効求人数の15万817は、東京の14万2925を上回っています。
また、大阪の株式会社数と上場企業数をみると、2020年8月時点で、23万3006と433。この数は共に、東京の58万7461と1976に次ぐ全国2番目の多さを誇り、日本の中でも経済活動が活発なエリアであることが伺えます。
物価
仕事に就くにあたっては、職場はもちろんのこと、その地域と深くかかわりをもつことになります。そのため、大阪の土地柄について知っておきたいところです。では、物価について探っていきましょう。
総務省が地域別、店舗の形態別などの物価を明らかにすることを目的に実施している小売物価統計調査(構造編)の、2019年(令和元年)調査結果によると、都道府県別の物価水準は、大阪府が上から13番目でした。最も物価水準が高かったのは東京で、次いで神奈川。その他、埼玉や京都など、大都市といわれる地域が上位を占めていることを考えると、大阪は大都市の中で比較的物価が安いことがわかります。実際、物価指数においても、全国平均の「100」に対し、大阪は平均を下回る「99.7」でした。
なお、東京、大阪、神奈川、愛知、埼玉の5都道府県に、上場企業全体の75.2%にあたる2885社が本店を置いており、株式会社数では53.3%の117万48社が5都道府県で占めています。このことからも、大阪は株式会社、特に上場企業の多い、産業が集中している大都市圏でありながら、物価が全国平均よりも安い住みやすいエリアといえそうです。
「都会」と「郊外」の近さ
大阪の特徴の一つに、府の大きさが挙げられます。東京、神奈川に次ぐ全国3番目の人口を誇り、産業も活発である中、全国で2番目に小さいのです。そのため、同じ大阪府の中でも大阪市内を中心とした都会エリアと、周辺のベッドタウンとされる郊外エリアで距離感が近く、アクセスの利便性を担保しつつ自身のライフスタイルに合わせた“住まい選び”の可能性が広がります。また関西エリアでみてみても、大阪の周りには、京都や兵庫など比較的大きな都市もあるため、関西圏まで捉え方を広げてみるのも有効かもしれません。
ここまで関西エリアで転職するポイントについて触れてきました。現在、関西地域に住まわれている方はもちろん、他地域で転職活動を進めている方にとっても、一つの選択肢になり得るかもしれません。
そこで、エージェント・サーナにおいて紹介されている関西エリアの求人情報をポイントに分けてみていきます。(※求人情報は2020年8月時点のもの)
障がい者求人特集 ~通院や通勤への配慮があるなど配慮に厚い企業~
自身の能力を発揮し、会社で活躍するための一つのポイントとして、障がいの内容を企業に理解してもらい、必要な配慮を提供してもらうことがあります。企業によって可能な配慮は異なるため、面談などで確認することが重要でしょう。エージェント・サーナでは、企業が対応できる障がいへの配慮を求人票から確認することができます。ここでは、障がいへの配慮が充実している求人をいくつかピックアップします。
事務関連
- 仕事内容:営業支店での売り上げ管理や事務全般
- 給与:月給22万4440円
- ポイント:障がいへの配慮【転勤なし、車通勤可能、電話対応なし、障がい者用トイレあり、通院配慮可能】
技術関連
- 仕事内容:電子デバイス製品メーカーでの開発業務
- 給与:月給17万8000円~28万円
- ポイント:障がいへの配慮【転勤なし、車通勤可能、障がい者用トイレあり、就業時間配慮可能、通院配慮可能、健康管理室あり】
事務関連
- 仕事内容:証券会社での一般事務全般
- 給与:月給20万円~28万円
- ポイント:障がいへの配慮【転勤なし、就業時間配慮可能、通院配慮可能、健康管理室あり、職業相談員設置】
障がい者求人特集 ~専門スキルを活かせる職種~
転職するにあたり、未経験の仕事に挑戦するのか、これまでの経験やスキルを活かせる仕事をするのか、大きく2つの選択があります。とりわけ、特定の資格などを取得し、専門的なスキルを磨いてキャリアを築いてきた場合には、それまでの経験を活かして働きたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、資格などを必要とする専門スキルを活かせる求人を紹介します。
技術関連
- 仕事内容:CADないしPDKを使用した各種、電子デバイスの開発・設計
- 給与:月給17万8000円~28万円
- ポイント:必須経験・資格【CADもしくはPDKの使用経験】
事務関連
- 仕事内容:総合化学メーカーでの法務・知財関連業務(特許出願・権利化業務など)
- 給与:月給31万円~52万円
- ポイント:必須経験・資格【同仕事内容の実務経験を目安5年以上】
事務関連
- 仕事内容:エンジニアリング事業の会社での事務業務
- 給与:月給18万円~22万円
- ポイント:必須経験・資格【事務経験、OA操作スキル(Word、Excel)】
障がい者の求人特集 ~正社員の募集をしている求人~
勤務する上で働き方を左右する要素の一つが雇用形態です。正社員や契約社員、嘱託、パート、アルバイトなど、さまざまな形態があり、それぞれに特徴があります。ライフスタイルや仕事の捉え方によって考え方も異なりますが、長く安定して働きたいと考える方は、正社員として働くことをめざすでしょう。2020年1月に総務省統計局が公表した「労働力調査」によると、公表時点の雇用者5665万人(役員を除く)のうち、正規の職員・従業員は前年に比べ42万人増加し3516万人。非正規の職員・従業員は5万人減少し2149万人。その割合は62.1%:37.9%で、全雇用者の約6割が正規、その比率も直近高まってきている傾向にあるようです。こうした状況の中で、正社員の募集をしている求人をみてみましょう。
事務関連
- 仕事内容:フレックス制の職場で働けるメーカーでの管理系事務職
- 給与:月給20万円~40万円
- 雇用形態:正社員
- 福利厚生:健康保険、雇用保険、厚生年金、労災保険
技術関連
- 仕事内容:半田付けなどの軽作業や製品評価にかかわる開発品の評価レポート業務など
- 給与:月給17万8000円~28万円
- 雇用形態:正社員
- 福利厚生:健康保険、雇用保険、厚生年金、労災保険、退職金、契約宿泊施設、提携リゾート・レクリエーション施設、確定給付企業年金在職時払、財形貯蓄 、各種融資、共済会 、両立支援制度(育児、介護支援等) 、慶弔・災害見舞金 、カフェテリアプラン
技術関連
- 仕事内容:国内及び外国出願・権利化業務
- 給与:月給31円~52万円
- 雇用形態:正社員
- 福利厚生:退職金、寮・社宅制度、財形貯蓄、社員持株会、共済会、リフレッシュファンド、401K、退職金制度
障がい者の求人特集 ~業界別でみる求人~
職種が同じであっても、業界や業態によって具体的な仕事内容は異なることが多いでしょう。また、業界ごとに働き方や社風などに違いがあるなど、それぞれの特徴があるようです。企業をみる際には、併せて業界研究も行うと良いでしょう。では、業界別の求人を紹介します。
証券・金融・保険
- 仕事内容:銀行の本支店での事務業務
- 給与:月給18万4500円
- ポイント:上場企業
メーカー
- 仕事内容:設計メーカーでの一般事務(オフィス管理業務、発送業務、データ入力など)
- 給与:時給1000円
- ポイント:年間休日125日
その他(エンジニアリング関連)
- 仕事内容:データ入力や資料作成などPC操作系業務
- 給与:月給18万円~22万円
- ポイント:雇用実績【上肢障がい、下肢障がい、聴覚障がい、心臓障がい】
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