企業選びの軸を変えずに活動したことが、いい結果につながりました
自分で情報収集するのは限界があると考えていたので、転職活動のスタートと同時に行ったのが障がい者専門エージェントへの登録でした。自分で転職先を探すよりも、豊富な求人情報を保有していることと、障がい者に特化しているため的確なアドバイスをしていただけると思ったからです。以前から知っていたエージェントサーナを含めた2社に登録しましたが、エージェントサーナからはすぐに多くの企業を紹介していただきました。しかし、前職場で働きながらの転職活動でしたので、物理的にすべての企業の面接を受けることもできないので、希望条件を設定して絞り込ませていただきました。その条件は、まず転職のきっかけにもなった「正社員として雇用」していただける企業であること。その上で前職よりも「給与が下がらないこと」、そして「駅から近い」という3つの条件を出して絞り込んでいきました。
私が提示した3つの条件に合った企業に、現在働いている大手非鉄金属メーカーの子会社があり、早い段階で内定をいただくことができました。この会社は、グループ全体でダイバーシティを推進しており、健常者と障がい者を同じ待遇で雇用している会社です。また、障がいの有無に関係なく、意欲があればどんどん仕事を任せてくれる社風があり、自分に合っていると感じて入社を決意しました。
現在は、資材部という部署で働いており、海外からの原料の仕入を担当しています。具体的には原料の発注から貿易業務、そして支払手続きまでを含んだ輸入関連一式の管理に携わっています。同時に輸入業務に関するマニュアルの作成やQ&Aの作成も行っています。というのも、これまでは貿易業務は経験者しかできない属人化された業務だったため、私から上司に提案をして、経験者でなくても業務遂行できるように改善を図っているところです。また、部内の若手社員の育成も任されるなど仕事は多岐に渡っていますが、非常にやりがいを感じながら、少しでも会社や職場に貢献できるように主体的に働いているつもりです。こんな働き方は私の性格に合っており、毎日やりがいを感じながら仕事に臨んでいます。
私の場合は、「正社員として仕事の成果を適切に評価される環境で働きたい」という明確な転職理由がありました。同時に前職よりも給与面は下げたくない、通勤に体の負担がかからないと、かなり欲張りな条件を出しましたが、そこを妥協することなく転職活動を続けました。エージェントサーナの担当者には私の要望を受け入れていただきましたし、私が企業の人事担当者に言いづらいことを代わって伝えていただくなど親身になって支えていただいことに感謝しています。また、自分の企業選びの軸を変えることなく、活動したことも功を奏したと考えています。そんな体験をした私がアドバイスできるとしたら、志望先の選びには自分の軸をしっかり持って臨むことが大切だと思います。
Agent Sanaのキャリアアドバイザーは、障害のある方の転職に精通しています。Webまたは対面の面談を通して、まずは現状と希望をヒアリング。次に仕事において大切にしていることは何か、これからどのようなキャリアを築いていきたいか、一人ひとりの価値観や考え方をじっくりと共有させていただきます。自分自身と真摯に向き合うことで、転職する目的と転職後の理想像がより明確になります。その上で、あなた自身も気づいていなかったような強みや適性を見つけ出し、今まで考えていなかった業界や職種もご提案するなど、新たな可能性の扉を開くお手伝いをいたします。
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責任ある仕事をしても正社員の登用がない…
約7年間、初めはパートからスタートし、その後は嘱託という立場から大学で働いてきました。業務内容としては国への補助金の申請や、補助金の学内関係部門への分配業務などを行っていました。仕事内容としてはやりがいもあって一生懸命働いていましたが、責任ある仕事をしても正社員の登用がないことから転職を考えるようになりました。また、残業も多かったので年齢的なことを考慮し、違う業界に挑戦しようと決断しました。