身体への負担から転職を決意。新しい職場では身体の負担がなくなりました
企業選びの軸としてまず考えたのは、業種や職種にはこだわらず、前の職場を退職するきっかけになった仕事中に移動を伴う業務が少ない職場であることでした。できるならば通勤時間も前職よりも短いところで働きたいということを、エージェント・サーナの担当者にはお願いしました。私の要望に沿った企業を複数紹介していただき、書類選考や面接へ進んでいきました。また、情報収集の仕方をはじめ、選考書類の作成、面接のための事前準備についてはエージェント・サーナの担当者から様々なアドバイスをいただきました。例えば、必ず企業のオフィシャルサイトをみて経営理念や事業内容などを確認することや、書類作成においては相手に伝わりやすい文章作成のポイントなどを伺うことができました。その中でも面接での受け答えの仕方などを丁寧に指導してもらえたことが、成功の要因になったと感じています。
最大の理由は、転職の軸に掲げた「移動」に関する不安がなかった点です。基本的にデスクワークですので重い荷物をもつこともなく、前職とは身体への負担は比較にならないほどよくなりました。また、通勤も前職に比べてかなり短くなって楽になりましたし、週に2~3日は在宅勤務ができるなど、通勤条件も大きく改善できました。そしてもう1点、転職を決めた理由が人事の方の対応です。こちらの障がい内容や配慮してもらいたい点についても真摯に聞いていただいた上に、私の入社を熱心に進めていただけたところにも好感がもつことができました。さらに正社員として採用してもらえることも転職を決めた理由のひとつです。初めから正社員として採用していただけるので、安心して働けるという点も心を動かされた要因でした。
現在、日用品メーカーの人事部に在籍し、社員の異動関連の情報管理、定年後の再雇用の採用関連、契約・派遣社員の対応など多岐に渡っています。デスクワークですから身体への負担がほとんどないのが嬉しいです。また、会社がミッションとして「共生社会の実現」を掲げており、社内に対しても健常者や障がい者の分け隔てがなく働きやすい環境の整備に力を注いでいます。例えば、障がいのある社員のコミュニティをつくり、全国の拠点で働く障がいのある社員がオンラインで「困っていること」「改善してもらいたい点」「創意工夫した働き方の共有」などを話し合って各職場にフィードバックしています。そんな環境ですから、自分の感じていることや考えていることを伝えやすく、みんなで職場をよくしていこうという雰囲気があります。
今回、転職活動をして一番感じたのは、相手に伝えるべきアピールポイントがなかったという点です。確かに仕事に対する意欲や想いを伝えることはできましたが、スキル的なアピールポイントがありませんでした。やはり転職する際は何らかの強みを身につけておくことが重要です。一番伝わりやすいのは資格だと思いますので、ぜひ現在の職場で資格取得しておくことをお勧めします。そんな経験したことと、現在の職場でもスキルアップを推奨さいているため、入社後はマイクロソフトのオフィススペシャリスト(MOS)の資格を取得しました。
Agent Sanaのキャリアアドバイザーは、障害のある方の転職に精通しています。Webまたは対面の面談を通して、まずは現状と希望をヒアリング。次に仕事において大切にしていることは何か、これからどのようなキャリアを築いていきたいか、一人ひとりの価値観や考え方をじっくりと共有させていただきます。自分自身と真摯に向き合うことで、転職する目的と転職後の理想像がより明確になります。その上で、あなた自身も気づいていなかったような強みや適性を見つけ出し、今まで考えていなかった業界や職種もご提案するなど、新たな可能性の扉を開くお手伝いをいたします。
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業務中の移動が身体の負担になり、継続できないと判断しました
転職前は、あるレジャー施設グループの特例子会社に勤務していました。約10年間、勤務していたのですが最後に異動したのが倉庫での業務でした。各拠点に配送するための関連商品の仕分けなどを担当することになったのですが、その仕事はチームで倉庫内を移動することが多く、下肢障がいのある私にとっては身体にかなりの負担がありました。歩行することはできるのですが、他の人と同じスピードで移動することができないため「このままでは長く働けない」と考えるようになりました。また、社内異動を願い出いても次の職場がどんな環境になるのか不安でしたので、新しい会社で働いた方が根本的な解決になると考えて転職を決断しました。