D.Kさん34歳 男性
障がい内容小腸障がい
等 級4等級
転職先全国農業協同組合
前 職なし
転職を決められた経緯は?
30歳からの就職活動スタート
学生時代、就職活動がスタートした時期、内臓疾患を発症しました。発症から3年ほどは入院生活。退院後も1日12時間は点滴をしなければならず、また40度の発熱も続きましたから、何とか症状が落ち着いてくれないかと、そればかり考えていました。 状況が大きく変化したのは、30歳の時でした。画期的な新薬が開発され、やっと点滴のチューブから解放されたのです。まずやったのは、資格取得のための勉強。行政書士の資格を取りました。そんな時、大学時代の友人にエージェント・サーナのアドレスを教えてもらいました。「とりあえず登録しておこうか」という軽い気持ちでしたが、面談後、すぐに何社も紹介していただき、その中で最初に面接まで進んだ会社に決まりました。両親に就職活動をしていることは、面接の日程が決まった時、初めて話しました。面接から入社まで半月ほどでしたので、「もう働くのか」と当初は実感が湧かなかったようです。しかし働き始めてからは、会社とエージェント・サーナに感謝しています。
転職されていかがでしたか?
アドバイザーの優しい言葉に支えられた
面接の日時が決まった際、コーディネータと一緒に対策を練りました。緊張するタイプですので、アドバイスの一つひとつがそれをほぐしてくれ、非常に助かりました。さすがにプロだと思いました。模擬面接では、こちらがまったく思いつかないような質問をされました。それは、障がいに関するものです。 「障害者手帳」の記載も、等級はわかっていましたが、具体的にどのようなことが書かれているのかチェックしていませんでした。コーディネータから「自分の障がいのことを面接官に理解してもらえるよう話すには、まず自分が十分に認識していなければなりません」と指摘され、確かにそのとおりだと感心しました。 現在は、叱られること、注意されることも楽しく感じられるほど、すべてが新鮮です。就職するまでは、どれもほぼ独学。やっていることが間違っていたとしても、教えてもらえません。また、自宅と病院の往復で、コミュニティが狭く、限られた人としか話ができませんでした。でも今は、上司、先輩はもちろん他部署の上長など、さまざまな人と会話をしています。これまでそのような経験がなかったので、仕事を通じてそうした人たちの役に立てると思えるのがとても嬉しいですね。
私の転職スケジュール
2月下旬
大学時代の友人からエージェント・サーナを教わり登録しました。
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3月上旬
面談。通勤時間、通院配慮などの希望を伝えました。コーディネータから「発症からここまでの10年を、ありのままに話すと良い」と言われ気が楽になりました。
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3月中旬
面接。学生時代、就職活動の途中で倒れたので面接は10年ぶり。ブランクが長いため、すべてコーディネータのアドバイスどおりに話をしました。
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3月下旬
面接から数日で内定をいただきました。行政書士の資格も評価していただいたようです。こちらの希望もすべて満たされました。
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4月上旬
4月1日、初出勤。所属は経理課。上司から「先々は債権の管理や契約など法律がらみの仕事を任せたい。まずは1年ほどかけて業務を覚えてほしい」と言われます。
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