Point 2面接対策
面接で押さえるべきポイントやよくされる質問など面接対策マニュアルとしてまとめてあります。
面接のポイント
面接官は、面接において、大きく以下の3つのポイントを見て評価を付けます。
面接を受ける際は、それぞれのポイントを考慮した上で、臨む必要があります。
第一印象
面接において、「第一印象」はとても重要です。
ここで言う第一印象は、主に身だしなみをさします。
身だしなみが良くないと、「この人に仕事を任せて大丈夫だろうか」「この人はクライアントからどのような印象を受けるのか」
など、社員や取引先企業などからの信用も得ることが難しくなってきます。
身だしなみが整っていないと、多くの企業で良い評価をもらうことはできません。仕事をしていく上で、ひとつのマナーと考えてください。
話し方・伝え方
面接官は第一印象や、面接の内容以外に、話し方や伝え方もチェックします。
例えば、敬語を使うことができなければ、多くの企業で評価も合格も得ることは難しいでしょう。
面接官は、面接で敬語が使えなければ、採用後も取引先やお客さん相手に、同じようにしてしまう可能性があると想定するからです。
「〜です」「〜ます」「御社」「私」など、最低限の敬語が使えること、また、丁寧に話す(伝える)ことができる人が評価を得ることができます。
話す・伝える内容
志望動機、自己PR、長所・短所、退職理由、障がい内容、逆質問など、どんな内容を話すかによって面接の合否が変わってきます。
面接官がこれらの項目を聞くのは、主に「適性のある人材かどうか」「志望度が高いかどうか」を知り判断するためです。
そうすることで、高いパフォーマンスを発揮し、長期にわたって働いてくれる人材を見つけることができます。
特に回答の内容に関しては、しっかりと準備を行い臨む必要があります。
面接では第一印象が重要ですが、好印象を与えるポイントの一つとして「清潔感があり、TPOをわきまえている服装や身だしなみ」が挙げられます。
初めて出会う企業の面接官に対して失礼がないように、下記を心掛けて臨みましょう。
清潔感を意識する
面接に限らず、清潔感のない服装は相手に良い印象を与えません。例えばスーツにしわがある、汚れている、カビやタバコの臭いがするなどがないか確認しましょう。こうしたことは、普段スーツを着ない人が急にスーツを着ようとしたときに起こりがちですが、普段ビジネススーツを着用している人も、自分では気付いていない汚れや、シワや臭いなどがないか改めて確認しましょう。
また、ビジネスマナーとして、化粧・香水・アクセサリー・つめ・髪型などにも気を配りましょう。
面接会場に向かう前に、必ずチェックしてから向かうようにしましょう。
体のサイズに合ったものを着用する
袖が長い、身幅がだぶついているなど、体に合っていないものはだらしなく、ルーズな印象を与えてしまいます。
逆に、サイズが合わない細身のスーツを無理に着ていると苦しそうに見えてしまいます。
まずはサイズ感を大切にして、自分の体に合ったものを選ぶことがポイントです。
社会人としての常識を意識する
転職面接はリクルートスーツのような決められたスーツがあるわけではないので、普段ビジネスパーソンの方が着ている落ちついた色の一般的なビジネススーツを着れば問題ありません。
その他、基本的なマナーとして、夏でもネクタイ(男性)、ジャケットは着用してください。
コート(冬)は受付に行く前に脱いで手に持つようにしましょう。
また、靴は革靴、バックは落ち着いた色のビジネスバックをご準備ください。
※服装(靴、バックを含む)で障がい上着用が難しいものがある場合は、事前に企業にお伝えいたしますので、担当キャリアアドバイザーにご相談ください。
次に、服装や身だしなみ以外の基本的なマナーを確認しましょう。
実際に、この点で不採用になってしまう方が、少なからずいらっしゃいます。「面接でしっかりアピールするから大丈夫」と考えている場合が多いのですが、マナーでマイナス印象の場合、まず良い結果が出たケースがありません。
企業の方もよく見ていますので、面接の最初から最後まで、気を抜かずに良い印象を与えられるようにしましょう。
持ち物
事前にご案内している各企業の持ち物を確認(提出書類など)し、お忘れが無いよう、ご準備ください。
遅刻は厳禁 やむを得ない場合はすぐに連絡する
大前提として、絶対に遅刻しないよう、時間に余裕をもって出発しましょう。公共交通機関の遅延などで、やむを得ず遅れそうなときは、遅れが分かった段階で必ずエージェント・サーナ事務局まで連絡をお願いします。
面接時間の5分前には到着、受付を行う
企業には5分前には到着するようにして、携帯電話は必ずOFFにしておきましょう。
ここで身だしなみの最終チェックをしておくと安心です。受付での立ち居振る舞いにも十分注意しましょう。
なお、早すぎる到着もマナー違反です。約束の時間まで待ってから、受付に申し出るようにしましょう。
面接時の姿勢、態度
面接前
採用担当者が入室したら、正面を向いて「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、一礼しましょう。もちろん、着席している場合は立ち上がって挨拶します。書類や筆記用具がすぐに取り出せるように、カバンは足元など、荷物は取り出しやすい場所に置いておきましょう。
面接中
面接中の姿勢は、背筋を伸ばし、手は軽く両ひざに乗せておくのが望ましい姿勢です。
面接終了後
面接官から渡された名刺や書類があれば、丁寧に取り扱いましょう。
退室する前には椅子の横に立ち、面接のお礼を伝え、ドアの前で一礼してドアを開けます。面接が終わった後、出口やエレベーターホールまで採用担当者や案内係が誘導するケースもあります。その場合は案内に従って、背筋を伸ばしてついていきましょう。別れるときにも「こちらで失礼いたします」と一礼を忘れないようにしましょう。
面接で緊張をしてしまうのは、多くの方が経験があるかと思います。
実際に、緊張していることだけで直接評価が下がることは考えにくいですが、緊張によって、声が小さくなる、姿勢が悪い、回答が支離滅裂、表情がこわばっている、など緊張していることで起こるさまざまなことが原因で評価が下がることはあります。
緊張している=準備不足と捉える
応募者が緊張していたとしても、面接官は「緊張していて可哀想だから評価を下げることはやめておこう」などとはなりません。
一方で、準備不足だから緊張するという考えを持っていることがあります。例えば、仕事をしていてプレゼンの機会があったとします。
「緊張していたので上手くしゃべれませんでした」とは言えません。
仕事も面接同様で、1回切りの勝負ということも多々あります。緊張したから失敗した、とならないように、緊張しないように、または、緊張したとしても最高のパフォーマンスが発揮できるように準備をしておきましょう。
面接で緊張しない方法・取り組み
少しでも緊張感を軽減し、自信をもって面接に臨めるように、下記を取り組んでみてください。
○面接を想定して、模擬面接をしておく
面接本番で緊張しないためには、何度も同じような環境を体験しておくことが有効的です。
面接で緊張するのは、初めての場所で初対面の面接官と、普段話さないようなことを話すためです。
面接を想定した練習を何度もすることで、同じような緊張感を味わい、環境や雰囲気に慣れ、だんだんと緊張しなくなっていきます。
○完全に記憶するまで言葉に出して練習しておく
面接本番では、頭で考えることが最低限しかできない可能性があります。また、記憶していた言葉が出てこなくなることもあります。
本番は練習よりも緊張感が高い可能性がありますので、「志望動機は?」「自己PRは?」「長所・強みは?」などを聞かれた時に、考えなくても言葉がスラスラ出てくるようになるまで、内容をあらかじめ考え、練習をするようにしましょう。
もちろん、その場で考えないといけない質問もありますが、それ以外の質問に関しては、内容を覚えるくらい練習をしてみてください。
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